ぎっくり腰専門ユークル整体院

腰痛と職業との間に関係はあるか?

結論:関係はある。だが、強い根拠は科学的に明らかにされていない。

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今回は腰痛と職業との
関係性についてです。

工事現場で働いている「サトシ」さん(31歳)と
一緒にお話を進めて行きたいと思います。


「先生、やっぱり僕達の仕事は
体が資本なんです。

僕は昔から柔道で
鍛えていましたからね。

県大会でも3位に
なったこともあります。

早速ですけど。

仕事によって腰痛は起こる!

僕達は、力仕事だから、
絶対に腰痛はさけられない。

先生、そうでしょう。」

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「サトシさん。

なるほど。ごもっとも!

と、言いたいところです。
力仕事はとても大変です。

『絶対にそうだ。』

そう言いたいです。

でも、やはり科学的な
根拠に基づいてそれを
考えなくてはなりません。」

腰痛に関する科学的根拠を
取りまとめた本に

「腰痛診療ガイドライン2012」

があります。

これは日本整形外科学会と、
日本腰痛学会が共同研究によって
出版した本です。

たぶん整形外科医の先生だったら
全ての先生がご覧になっています。

今現在、腰痛はどういった
科学的な根拠があるのか?

それを取りまとめた本です。

そこではどういった
見解を示しているのか?
これに基づいて考えてみる必要があります。

結論:腰痛と仕事は
「弱い」根拠に基づいている。

「サトシさん。
仕事そのものは
『腰痛の原因である』
と科学的に認められています。」

「ほら!やっぱり。」

サトシさんは
微笑みを浮かべます。

「そう。科学的には認められてます。

でも・・・」

「でも!?」

「科学的な根拠は

『弱い』

とされています。」

「そ・・・そんな!」

「もちろん、サトシさんの腰痛は
仕事で毎日重たい
荷物を持つからでしょう。

毎日キツイ体力仕事を
気力で頑張られた。

それは間違いのないこと。

誰にも真似できない。

とても、普通の人には出来ない。

それは疑いのない事実。

サトシさんの腰痛は
疑いようがありません。

でも、仕事には色んなものが
ありますよね。

農業・漁業、
パソコンを使ったお仕事もあります。

法律を扱う仕事もあります。

そういったあらゆるお仕事をみたときに、
必ずしも腰痛と仕事は強い根拠があるとは
言えないとされています。

腰痛診療ガイドラインでも
第二章の疫学(P16)で、はっきりと
グレードCとされています。

グレードはA・B・C・D・Iの
5段階があります。

その中で、Cは中等度で、
強い根拠はないと
とされています。」

「ふむふむ」

「つまり、さとしさん。

色んな仕事がありますけど、
働くから全ての人が腰痛になる
わけではない。

そういうことなんですね。」

「まあ、そういうことでしょうね。
やはり、僕達ほどキツイ仕事は
ありませんから。」

明確な根拠があるのは
「身体的負荷が大きい作業」

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「先生、ところで腰痛になる
明確な根拠がある仕事は
あるのですか?」


サトシさんは、
思わせぶりな笑みを浮かべ、
詰め寄ります。

「サトシさん。
それがあるんです。
意外なことかもしれません。

ガイドラインではこう記されています。

『グレードB 
腰部への身体的負荷
が大きい作業は、
腰痛発症の危険因子である

と。」

「うんうん」

「つまり、毎日力仕事をする方、
重たい荷物を持つ方、
立ち仕事で足腰を使う方、
こういった方は普通の人よりも
腰痛になりやすいわけです。」

「なるほど。
そうだったのですね。
良く分かりましたよ。

僕は体力仕事だから。
腰痛になりやすかったのですね。」

グレードBとは、
強い根拠が1つ、
もしくは中等度の根拠が複数ある
とされています。

治療家の先生方でしたら、

「それは間違いない。」

と患者さんにハッキリ言い切れるもの。
それがグレードBと言っても良いでしょう。

ちなみに、国内の腰痛の疫学調査では以下の
ような職業別の腰痛の「有訴者率」
であるとされます。

「サトシさん。『有訴者』というのは、
病院に治療に通っていない。

だけど『痛い、痛い』と体の悪いところを
自覚している人のことをいいます。」

では以下に列挙します。

  1. 事務42~49%
  2. 看護46~65%
  3. 介護63%
  4. 技能職39%
  5. 保安42%
  6. 運輸71~74%
  7. 清掃69%
  8. 建設29%

「サトシさん、どうでしょうか?」

「この運輸って佐川急便とか、
黒猫ヤマトさんのことですよね。
71%って断トツじゃあないですか。」

「そうなんですよ。
彼らは重たい荷物をお客さんの家に
届けますからね。
僕もお米を頼んだりします。」

「いや~ウチも玄米30キロ
持ってきてもらってますよ。
食べ盛りの子供がいますからね。」

運輸関係の仕事では、
荷物を運びますし、
階段を上り下りします。
トラックから荷物を出したり、
入れたり、

お客さんの家に
受け取りにも行きます。

足腰を過酷に使う職場、
機械によって作業負担を軽減
し難い職場

こういった仕事ではどうしても
腰痛を避けることが
出来ないのでしょう。

「へぇ~看護師さんも、
腰痛になるんですね。

病気に詳しいから
腰痛にはならないのかと
思ってましたよ。


まあ、看護師さんのデータは、
病院側でデータを集めやすいのだと
思います。

だからずっと昔から
看護師は腰痛が多い仕事だと
されていたんです。

後は、病気の方々の
身の回りのお世話を
しますよね。

ベッドで寝込んでいる
病人を介抱します。

どうしても低い姿勢が
避けられないのかもしれません。

あとは、看護師さんの人数が
足りないのもあると思います。

色んなところでナースの
求人を見かけますからね。」

「ウチの嫁さんは、この中では
『清掃』にあたるのでしょうかね。
専業主婦なんですけど。」

「う~ん。難しいところですね。
清掃、あとお子さんのお世話をしたり、
お料理を作ったりしますよね。

どちらかというと『介護』も関係して
いるのかもしれません。

分類がアバウトなので、自分がどれに
当てはまるのかは難しい部分がありますよ。」

「あれれ!先生、
これは何かの間違いでは
ないですか?」

「サトシさん。どうされました?」

「ほら、『建設29%』ってありますよね。
どう考えてもおかしくないですか?」

「おかしいというと!?」

「いや、僕の仕事は
メッチャきついですよ。

ハンパないですよ!

29%のはずが
ないですよ!」

「う~ん、こればかりは
ガイドラインで
紹介されていることなので、
詳細は私も分かりかねます。」

サトシさんも首を傾げます。

「たぶん。私が思うには、

建設業にも
色んな分野があると思うんです。

サトシさんのように道路の工事を
する人を土建業といいますよね。

でも建設業は、
ビルを作ったり、

建物の内装工事をしたり、

トビ職のように建物の
足場を組み立てたり、

設計図を描いたりもします。

現場を監督したり、

道路の交通誘導をする人も
います。


その多くの作業に、
フォークリフト、
ショベルカー、
ブルドーザー、
トラック、
クレーン、
などの機械を使えるものが
あります。

機械化によって体の負担を
減らせることは
関係しているでしょうね。

職種によってはほとんど体を
使わない仕事もあるわけです。」

「なるほど。
僕の仕事でも、トラックや
ショベルカーをつかいますからね。」

「サトシさん、
ちなみに持てないぐらい
重たいものを扱うときには
どうされますか?」

「それはですね。
ショベルカーの先っぽに
荷物をぶら下げてトラックから
下ろしたりしますよ。

パイプ管だったり、
長物を下ろすときには
特にバランスが大事に
なってきます。

だから、そういうときには
ユニックっていう
ものを使うこともあります。」

ユニックとは、トラックの荷台に
クレーンが付いたもの。

つまり、近年では建設業界は、
いろんな建設器具によって機械化を
図ってこられました。

だから、必ずしも建設関係の
お仕事だから腰痛になるわけでは
ないのでしょうね。

むしろ、サトシさんのような
元気な方がいる職場ですと、
機械を用いるよりも、
小回りが利きます。

人力の方が仕事が円滑に回るのかも
しれません。

他にも、身体的な負担として、
様々なものがガイドラインでは
とりあげられています。

例えば、デスクワークです。

定期的に姿勢を
変えることができません。
ずっと座りっぱなしです。

「なるほど。
僕はパソコンは
やりませんから。
そういった負担は
良く分かりませんね。」

「さとしさん。デスクワークは
『車の運転』を想像していただくと
良いでしょう。
運転は、結構地味に疲れますよね。」

「なるほど。
確かに疲れますよ。
分かります。

現場にトラックで行くでしょう。
場所によっては
結構時間がかかります。

だからコンビニ寄って
休憩しますからね。」

「そう、あの辛さが一日続きます。
そうしたら疲れますよ。」

「なるほど。デスクワークも
大変なんですね。」

「心理社会的因子」が
腰痛に関係している。

「さとしさん。
腰痛の原因を考えたときには、
忘れてはいけないものがあります。

それは心理的な面です。」

「まあ、そうでしょうね」

「他にも社会的な要因を
考える必要があります。

例えば経済的に苦しいこと、
将来に不安があることも
腰痛には影響しているとされます。」

「うんうん、今は仕事が無い方も
大勢いますからね。」

「こういった社会的な要因や、
心理的な面を
『心理社会的因子』
と言います。」

「ふむふむ。」

「サトシさんは、仕事の悩みや
心の不安はありませんか?」

「先生、僕の場合は、
それはなさそうですね。

妻も子供もいます。
仕事だって充実しています。

今は十分幸せだと思っていますよ。」

「なるほど。それは良いことです。
でも、今はそうでしょうけど。
将来はどうでしょうか?」

「将来ですか・・・ちょっと不安かも
しれませんね。」

「それは、どうしてですか?」

「僕の仕事は体力仕事でしょ。
20代の頃はもっと楽に仕事を
こなせました。

30代になったら、ちょっとだけ
ペースが落ちた気がします。

あと、徹夜で遊びに行くのが
出来なくなりました。」

「そうでしょう。誰しも将来には
不安があります。」

サトシさんは力仕事です。

だからこそ、年々少しずつ力が
落ちていきます。

一説では、人は30歳以降
毎年2%づつ
筋肉が落ちると
言います。

つまり30歳の方は、
50歳になると40%も
力が衰えているわけです。

そして、60歳になると、
60%衰えます。

つまり、中高年になると、
若い頃の半分ほどの力しか
出せなくなるわけです。


だからこそ、どんな会社も
若い人を積極的に採用しようと
します。

そして、中高年になると仕事が
見つかりにくくなります。

将来への不安は
持っていることが普通なぐらいです。

それは、努力によって避けられる
ものではありません。


そしてガイドラインが心理的な要因で
特にふれているものがあります。

それは仕事の満足度です。

今のお仕事に不満を持たれていますと
腰痛の発生が多くなります。

でも、仕事は満足を目的と
するものではありませんよね。

まず働いて稼いで、
家族を養って行かないと
なりません。

他人が嫌がることをするもの。
難しいことをしたり、
手間がかかって面倒くさい仕事、

サトシさんのようにきつくてしんどい仕事も
あります。

誰かが嫌がることを請け負うから
仕事は成り立ちます。

だから、中々仕事に満足するのは
難しいのかもしれません。

また、ガイドラインでは
「単調な仕事」
についてもふれられていました。

仕事が単調だと退屈で、
つらくなってしまう。

精神的につらくなると、
元気がない。

元気がないからこそ
腰痛が気になってしまうのでしょう。

歌手が新曲を発表すれば、
多くのファンは喜んで買います。

新しいゲームが出れば
多くの青少年が
熱中します。

私達が生きていく上では
「退屈」がどれほど
精神的に苦痛なのかが
良く分かりますよね。

退屈を紛らわしてくれるものは
いつの時代でも求められています。


他人の嫌なことを請け負って
生計を立てる。
そんな暮らしの中で、
上手く退屈を紛らわしていく。

そういったことも腰痛対策では
必要なのでしょう。

「それでは、サトシさん。
取材にご協力いただいて
ありがとうございました。」

「いえいえ、皆さんの
お役に立てるのでしたら、
それが何よりです。」

読者の皆様も最後までご覧くださいまして
ありがとうございました。

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救急患者の判断基準

ぎっくり腰の症状チェック

緊急なのは?

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急性期の腰痛対処②

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医療機関の対処①

⑤2

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