ぎっくり腰専門ユークル整体院

腰痛の神経症状の診察について

結論:神経根障害は4~6週間様子を見る。それから、初めて画像検査をおこなう。

※スポンサーCM

今回の出典は、
腰痛診療ガイドライン2012
の第三章「診断」のP28を
参考にさせていただきたいと
思います。

腰痛の神経症状では、
危険な背骨の病気を判別
するためにどういったことに
気をつけるのかに
ついて記されております。

この背骨の病気の中で、
神経症状について
ふれられているものを
取り上げて行きます。

まずは原文を、
優しく訳したものを
ご紹介しましょう。

※訳

・足腰の広範囲に広がる痛みには
気をつけましょうね。

・ 「神経の障害によって、
急に症状が現れたり、

筋肉の力がなくなったり、

体のどこかの部分の
応答がおかしくなったり、

大便や小便の調子が
おかしくなることが
あれば気をつけて
くださいね。

特に気をつけるのは
オシッコが出ない
こと
ですよ。

皆さんのオシッコは1日
1Lぐらい出るのが
普通なんです。」

◆以下の症状は
ありませんか?

「神経の太い部分」

の調子が悪いときに
みられる症状です。

腰よりも
足の痛みの方が
強い

足首から先の
指へと広がる痛みがある。

足がピリピリしたり、
言うことを効かなく
なることがある。

寝転んでパートナーに足を
持ち上げてもらうと、
足腰が痛くなる。

※スポンサーCM

◆初期の段階で、ガイドラインを
しっかりと把握している先生に、
診察してもらいましょう。

その上で、4~6週間は、
無理をせず過ごしてください。

その期間が経過しても、
症状が改善しなければ、
そのときに画像検査を
受けましょう。




以上です。



ここまで読んで
いただければ、

以下は読む
必要はありません。


以下の内容は、
上記の訳を、解説している
内容です。

まずは、
ガイドラインの神経障害の
検査法についてふれている
原文の抜粋です。



「広範囲に及ぶ神経症状」
(P27 表1 重篤な脊椎疾患
の合併を疑うべきred flags)




神経症状としては、
急速進行性または
明らか筋力低下を合併する
重篤な神経脱落兆候、
膀胱直腸機能障害の有無を
評価すべきである。

とくに尿閉は馬尾症候群の
合併を示唆する。(P28)



神経根障害の合併は、
以下の点があれば
示唆される。(P28)

  1. 片側の下肢痛が腰痛よりも強い
  2. 足部や足指に放散する疼痛
  3. 同じ部位のしびれと感覚麻痺
  4. 下肢伸展挙上テストの陽性



下肢痛などの神経根症状
を伴っている場合、
一定の期間(4~6週間)の
保存的治療でも
改善が得られない際には、
x線写真やMRIなどの
画像検査を進めていく
ことが推奨されている。
(P28)

※スポンサーCM

原文の表1では、
広範囲に及ぶ神経症状
という内容に触れております。

この内容はある程度別ページで、
ご紹介しましたので、解説は
割愛したいと思います。

②→神経脱落兆候とは?

『神経症状としては、
急速進行性または
明らか筋力低下を合併する
重篤な「神経脱落兆候」
膀胱直腸機能障害の有無を
評価すべきである。』

原文の、急速進行性とは、
神経の障害が急に進むことです。

『神経の障害が早くに現れる
ときと、明らかな筋力低下が
あれば、気をつけてくださいね。』


そこまでは分かるのでは
ないでしょうか?

次に気になる単語が、
神経脱落兆候
ですよね。

「なっなんだそれは!」

腰骨からは沢山の神経が
出ております。

背骨の状態
腰骨がこのようにあったとします。

するとこの骨の一つひとつの
隙間から、腰の神経が
ニョロニョロと、
枝を伸ばすように腰や
足に分布しているのです。

それはこんな感じです。
神経根
腰骨の隙間から神経の枝が、
ニョロニョロと出てきて、
足に向かって伸びています。

神経の根元の、
腰骨の出発点の
ことを

「神経根
(しんけいこん)」

と呼びます。

この一つひとつの
神経の枝は、
どの神経が体の
どの部分を
つかさどるという、
担当エリア」が
あるのです。

※スポンサーCM

本来ならば、
担当エリアに見られる
皮膚の感覚、
筋肉の働き、
体の応答が
神経障害によって
見られなくなることを、

「神経脱落兆候」と

呼ぶわけですね。

②→膀胱直腸
機能障害とは?

次に「膀胱直腸機能障害
(ぼうこうちょくちょう
きのうしょうがい)」

についてですね。

「なんだ?
難しすぎるぞ!」

そうでしょう。

そんな言葉を聞いたのは
初めてのはずです。

簡単に言えば、

大便や、小便が出なく
なってしまうことです。

ぎっくり腰では、
多くの方が、
トイレに行けなく
なったはず。

でもそれと、
膀胱直腸機能障害は
大きく異なります。

お腹は便が溜まって、
パンパンになっている。

膀胱がオシッコでパンパン
になっている。

でも出したくても出せない。

もしくは、「排泄」のための
体の反応が消失する。

気が付くと、何日も
出ていない。


口から強烈な異臭が
逆流してくる


指で大便をかきだして
あげないと出せない。

オシッコが出せない
場合では、
膀胱や腎臓が
パンパンで破裂する。

最悪の場合、
体の酸性やアルカリ性の
調整が上手く
行かなくなります。
そして、

死んでしまいます。

腰痛で膀胱直腸障害が
あるときには早い段階で
手術になることがあります。

では、どうして膀胱直腸
障害が起こるのか?

腰骨の内部には
「馬尾(ばび)」という
神経の束があります。
脊髄と馬尾

脳から脊髄(せきずい)が
ニョローンと
伸びており、それが
背骨の内部に
収まっています。

第二腰椎の高さで、
脊髄は、モジャモジャの
神経の束に変化します。

このモジャモジャの部分を
馬の尻尾になぞらえて
馬尾(バビ)と
呼んでいるのです。

腰が、何らかのケガや
病気によって、内部の
バビに障害を起こすと、

骨盤に分布している、
大便や小便の
コントロールセンターが
障害を起こします。

すると大きいのや、
小さいのを出せなく
なってしまうのです。

このことを
膀胱直腸障害
と呼んでいる
わけですね。

尿閉とは?

次に
「 とくに尿閉
(にょうへい)は
馬尾症候群の
合併を示唆する」

についてです。

なんだかまた、
分からない言葉が
出てきましたね。

「バビ症候群」の
馬尾は、
すでに紹介しました。

なので、馬尾の神経の
どれかが障害を
受けることで、

足腰のどこかの神経が
おかしくなることだと
イメージが付きます。

では、尿閉
とは何なのか?

「オシッコが
出ないこと」

だとは想像
できますよね。

オシッコの排出路
ふさがってしまうこと。

腰の神経が障害されることで、
排出路の活動が止まります。

止まったところで、
オシッコがつまって
しまうわけです。

すると出なくなります。

ちなみに健康な方の
オシッコは1L~1.5L
あるといわれます。

大きいペットボトル1本分
ぐらいあるわけですね。

オシッコがつまって、
1日の排泄量が
100ミリリットルを下回る
ことを尿閉と呼びます。

膀胱やオシッコを
つくる腎臓がパンパン
になって大変なわけですね。

ちょっとオシッコを
ガマンしたぐらいでも
膀胱炎になる
ぐらいですからね。

尿閉は大変な
危険があることが
想像できます。

ちなみに「示唆」とは、
私達がほとんど使わない
単語ですけど、

さし示す、という意味が
あります。

つまり、②の文章で
お伝えしたい内容は、

※訳
「神経の障害によって、
急に症状が現れたり、

筋肉の力がなくなったり、

神経の担当エリアの
応答がおかしくなったり、

大便や小便の調子が
おかしくなることが
あれば気をつけて
くださいね。

特に気をつけるのは
オシッコが出ないことですよ。

皆さんのオシッコは1日
1Lぐらい出るのが
普通なんです。」

こういうことなんですね。

※スポンサーCM

③ → 神経根障害とは?

では次の内容に入りましょう。

「神経根障害の合併は、
以下の点があれば
示唆される。」(P28)

→神経根障害とは、
先ほどの図で、「神経根」に
ついて触れております。

神経の根元のことが
神経根です。

この部分が
腰椎椎間板ヘルニア
などで神経が圧迫されて
しまうと神経根障害が
引き起こされます。

背骨の側面図、ヘルニアと椎間板について

これは腰骨を右側面から
見ています。

腰骨の隙間から
神経がニョロニョロと
頭を出しています。

図は模型なので、
神経が途中までしか
ありません。

本当はニョロニョロと
足まで神経が
伸びています。

図の中央に椎間板
という軟骨があります。

この軟骨が潰れて
飛び出したものが、
少し下にある
「ヘルニア」です。

腰椎椎間板ヘルニア
が起こると、腰の神経根が
圧迫されてしまいます。

椎間板ヘルニア

こんな図のような感じで椎間板の
コブによって神経が圧迫を
受けてしまうわけです。

では次に、原文の神経障害の
合併について一つづつご紹介して
いきましょう。

片側の下肢痛が
腰痛よりも強い

腰椎椎間板ヘルニアでは、
椎間板のコブが、
腰の左右どちらかに
飛び出すものが
多いといわれています。

そのため、神経根が
圧迫されたときには

多くでは足腰の右か、
左かのどちらかに痛みを
来たします。

左右が両方障害されることは
ヘルニアの全体の中では
珍しいです。

「下肢」とは、正確には骨盤よりも
低い部位
のことを言います。

皆さんの認識では、

「お尻よりも下」

つまり

「下半身」

だと思っていただくと
良いでしょう。

つまり、ここで
言いたいことは、

「腰よりも、
片側のお尻以下の
どこかが痛く
ありませんか?」

もっと平たく言えば、

腰よりも
足の痛みの方が
強くありませんか?

という意味ですね。

足部や足指に放散する疼痛

足部とは足首から先のことです。
足部とは足首より先のこと

なぜ、この部分に障害を
見ることが神経障害の
合併を疑うポイントになるのか?

それは、足腰の神経は、
出発点である「腰」から
遠いところに症状が
現れるほど、「進行」
していることを
意味するからです。

つまり、腰よりも足の
障害の方が、
重症なんですね。

そして、「放散」とは
周囲に広がる様ですね。

つまり、

足首から先の
指へと広がる
痛みはないですか?

こういうことなんですね。

同じ部位の
しびれと感覚麻痺

これに関しては、
ちょっと文面では、
説明が不足している
気がしました。

おそらくは、特定の痺れが
起こっているところに、

感覚の「麻痺」が同時に生じて
いることをいうのでしょう。

「痺れ」は、しばらく正座を
して立ち上がったときの
足先のピリピリした感覚だと
思ってください。

あの感覚がお尻や
太もも、など下半身の
至るところに
現れるわけです。

「麻痺」は
マヒと言います。
感覚が失われたり、
動かそうとしても、
言うことを聞かなくなってしまう
ことを意味しています。

つまり、

足がピリピリしたり、
言うことを効かなくなること
はありませんか?

下肢伸展挙上テストの陽性

下肢伸展挙上テストとは、
仰向けに寝転んだ状態で、
足をパートナーに持ち上げて
もらう
検査法です。

下肢伸展挙上テスト

自分でやっても
意味がありません。

足をパートナーに持ち上げて
もらい、そのときに足の裏面に
ある坐骨神経を
間接的に引っ張ります。

もし仮に、神経根に炎症が
あれば、足を持ち
上げたときに
炎症しているところが
刺激されて足腰に痛みが
誘発されます。

ただし、見た目は単純ですが、
実施する際には、患者の
心身を安定させない
といけません。


腰の痛みで不安が
強いときや、

体の疲労や、
筋肉のコリが強いときに
これを実施しても、

何も神経に炎症がなくても
痛みが誘発されてしまいます。

「陽性」とは、
「悪い結果だった」
という意味にあたります。

つまり、

寝転んでパートナーに足を
持ち上げてもらうと、
足腰が痛くなりませんか?

こういうことですね。

保存的治療とは?

さあ、次の
説明に入りましょう。


「下肢痛などの神経根症状
を伴っている場合、
一定の期間(4~6週間)の
保存的治療でも
改善が得られない際には、
x線写真やMRIなどの
画像検査を進めていく
ことが推奨されている。(P28)」

すでに解説を
しているため、
分からないところは

「保存的治療」

という言葉だと
思います。

保存的治療とは、

手術以外の
治療法


のことを意味します。

「保存」という
ぐらいだから、

腰をコルセットやギプスで
固めたり、

長期間安静にする

ことだろうと思えてしまいます。

でも、決してそういう
意味ではありません。

保存療法とは、
手術以外の治療法の
ことです。

ここでの意味合いとしては、
常識的に考えると、

患部に無理をせず、
日常生活を過ごしている


ことだと思ってくださると
良いでしょう。

足に神経根症状が
仮に起こったら、

4週間から
6週間、


無理をせず
過ごします。


「えっ!
ウソ!」

うそっ!

ウソでは
ありませんよ。

ガイドラインに
ハッキリと明記されて
いるんです。

足に痺れや、
痛みなどの神経根障害が
見られたら、多くの方は

「手術しないと!」

そう思って
しまいます。

多くの患者さんは、
発症から10日程度で、

ノイローゼに
なりますよ。


僕の治療院にも
何件も患者さんから
電話をもらいました。

「もう10日も、
こんなあり様
なんだよ!

なんとか
してくれ!」

でも、ガイドライン上では、
まあ、それぐらいなら、
様子を見てくださいね。


という範囲なんですね。

もちろん、
初期の段階で、
専門家の診察を受けた
上での話しです。

そして、1ヶ月ぐらい
経過して症状が
軽減しなければ

そこで初めて
画像検査を
実施するわけです。


あんまり早くに、
画像検査をしても

「無意味」

なんですね。

つまり、

足腰の痛みを
見るときには、
4~6週間は、
無理をせず
過ごしてください。

症状が改善しなければ、
そのときに画像検査を
しましょう。

こういうことです。

原因別

  1. 腰痛は生活習慣と関係があるか?
  2. 腰が激痛になったのはぎっくり腰?
  3. 腰痛が一年以上続く理由
  4. ぎっくり腰は筋肉が原因ですか?
  5. 腰痛の種類は何があるの?

部位別

  1. お尻の脇が痛い
  2. ぎっくり腰で膝が悪くなることは?
  3. ぎっくり腰で足が痛くなったのは?
  4. 立ち上がるときお尻が痛い

症状別

  1. 20代で足、30代で下半身、40代で背中まで痛くなった
  2. 腰に違和感があり、ズーンと重いのは?
  3. ぎっくり腰で微熱は出るか?
  4. 腰に力が入らなくなったのは?
  5. ぎっくり腰で翌日に歩けることは?
  6. 10年以上前からの腰の痛みは良い方法はあるか?
  7. ぎっくり腰でお薬を飲んだら、耳鳴りがする
  8. 腰痛で痩せるのはどうなの?
  9. 腰痛の神経症状の診察について

対応対処

  1. 腰痛はお風呂で温めて良いの?
  2. ぎっくり腰で最初は冷やして、その後温めるのは?
  3. ぎっくり腰、二日目で歩けるのは回復が早い方か?
  4. ぎっくり腰で薬を飲んで一時間経っても効かないから、また飲むのは?
  5. 腰の右側が痛くてたまらない。経験者教えてください
  6. 医者に行かずにぎっくり腰を治すには?
  7. 痛み止めを飲めばバレーはいい?
  8. ぎっくり腰ではわざわざ整形外科に行くべき?
  9. 湿布を貼ったら余計に痛くなった
  10. リュックとショルダー体に負担が大きいのは?
  11. 腰痛治療のお薬
  12. 股引の効果
  13. ぎっくり腰はどんな感じで治っていくの?
  14. 腰痛の検査の流れ

運動・ダイエット

  1. エアロバイクを漕いで腰痛になるのは?
  2. 高齢者の腹筋運動
  3. ストレッチの必要性とは?
  4. 腰痛持ちにワンダーコア使っていい?
  5. ランニングマシンで腰痛

仕事関連

  1. ヘルニアでクビになった
  2. 女性が20キロの荷物を持つ仕事は腰にどう?
  3. ぎっくり腰、何日休む?
  4. ぎっくり腰中に採用の連絡があったけどどうしたらいい?
  5. 腰痛と職業との間に関係はあるか?
  6. ぎっくり腰しやすいパートは?

姿勢

  1. ぎっくり腰で背が丸くなってしまった
  2. 腰が曲がるのは遺伝はある?

腰痛対処

結論:まず冷静になる。

ぎっくり腰、腰椎に炎症が出来て治癒できるのか?

体に何らかの不調が見られたときの対応

ぎっくり腰の痛みを和らげる方法

ぎっくり腰になったら?

お風呂の入浴はいつまで控えるの?

ピリッとした痛みを感じたら?

ぎっくり腰を早く治す

回復までの過ごし方は?

外出先で陥ったときの対処

陥ったときのスタッフ到着までの待機方法

ぎっくり腰はどこに相談したら良いの?

すみやかな社会復帰の方法

病院や整形外科と整体の治療法の違い

緊急判断

結論:痛みの強さに関係なく、医療機関では軽症扱いとなる

ぎっくり腰は病院に行かないと大変なことになるか?

ぎっくり腰の対処がいろいろあって分からないときはどうするべきか?

登山で同行者がぎっくり腰になった

ぎっくり腰は「軽症」なのか?

ぎっくり腰を緩和するための「刺激閾値」

ぎっくり腰では腰の強い刺激に気をつける

ぎっくり腰は知らずに救急車を呼ぶと長期入院確定

ぎっくり腰で絶食するのは?

腰がピキッと一瞬、痛くなったのは?

ぎっくり腰の診断は?

運転中にぎっくり腰になったら?

救急患者の判断基準

ぎっくり腰の症状チェック

緊急なのは?

第一印象で判断するべき患者

外因性発痛と内因性発痛の判別

軽いぎっくり腰、どうしたら良いの?

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを区分しました。

急性期の腰痛対処①

急性期の腰痛対処②

急性期の腰痛対処③

医療機関の対処①

⑤2

ケア・予防

手技

腰痛対策

腰痛対策②

コルセット

※最近更新しているブログです。
https://gikkurisennmonn.blog.fc2.com

総合案内
クリックで展開

施術案内
クリックで展開